2023/02/02
2023年2月 漢の高祖皇帝 劉邦 法三章の意味
さて前回は『2023年コロナにさようならと言えたらいいね。さあ新しい一年です』についてお届けし、お送りしました。
今回は『2023年2月 漢の高祖皇帝 劉邦 法三章の意味』についてお話したいと思っています。
毎年はバレンタインの苦い思い出ばかりを話してまいりましたが、今年は思い付きで最近の中ロ(中国・ロシア)の動きをみてこの中国の古い話をすることにしました!
実は中国にはその昔、大変役に立つような話や考え方をもっておられる方々がいるのをご存じでしょうか? 孫氏の兵法は武田信玄の旗印 「風林火山」のもとですし、孔子は儒家としての「仁義礼智信」などの考えを示し、特に【仁】を『人を愛して思いやること』として最上として【礼】をもって社会秩序を守ることをしていましたが、逆に老子は「道教」から 礼や徳を否定して自然体でいること(無為自然)でこの世は治まるものと説きました(簡単に言うと水は高いところから低いところへ流れる これを自然現象として理想的としています)。
その中で 項羽と劉邦という話の最後の勝者となり【秦の悪政】を正した高祖皇帝「劉邦」は多くの賢者の知恵を借り天下を取りました。その際に関中(中国の古い都がある場所:日本の京都や奈良のようなところ)に最初に入場し決めたことが【法の3章】でした。これはすごく大事と思っています。それはまず①誰にでもわかりやすい法律であること②単純であること③実現可能な目標(SDGsみたいです)であることです。【法の3章】は❶人を殺めたら処罰❷人を傷つけたら処罰❸盗みや詐欺などは処罰です。
私はこれは現代にも通ずる法律だと思っていて、法律は悪い人のために作られていますが、その分いい人には足かせになり事が進みにくい構造になっています。だからこそ単純で分かりやすく皆さんに利益あるものが求められる時代であると思っています。
最後に今年はどんなバレンタインになるでしょうか?